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金継ぎで使う漆の種類と扱い方

本漆金継ぎに欠かせないのが天然漆です。用途によって何種類もの漆を使い分け、工程ごとに最適なものを選ぶのが伝統のやり方。ここでは主な漆の種類と扱い方、そして「新うるし」と呼ばれる合成塗料との違いまで解説します。

この記事でわかること

  • 金継ぎで使う主な漆の種類
  • かぶれを防ぐ扱い方
  • 新うるし(合成樹脂)との違い

漆とは?

漆は「ウルシノキ」の樹液を精製した天然塗料。しっかり乾くと丈夫な皮膜になり、日本では縄文時代から器や道具に使われてきた歴史があります。

金継ぎで使う主な漆

種類 用途 色
生漆(きうるし) 接着・下地・仕上げの基礎 黒褐色
麦漆(むぎうるし) 破片の接着 黒褐色
錆漆(さびうるし) 穴埋め・パテ代わり 褐色〜灰色
黒漆(くろうるし) 中塗り 黒
弁柄漆(べんがらうるし) 金粉を蒔く直前の下塗り 赤褐色

※ 金継ぎラウンジの漆金継ぎ スターターセットには生漆が入っており、砥之粉・薄力粉などと混ぜて錆漆や麦漆にして使います(内容は商品ページをご確認ください)。

漆かぶれを防ぐには

天然漆に含まれるウルシオールという成分により、体質によってはかぶれることがあります。対策をしても完全には防げない場合があるため、以下を守り、肌に付けないことを第一に作業しましょう。

  • 手袋を必ず着用(使い捨ての、指にフィットするもの)
  • 長袖・アームカバー・エプロンで肌を保護(漆は布に付くと落ちません)
  • 皮膚についたら、すぐに油(サラダ油など)で拭き取ってから石鹸で洗うのが一般的な対処
  • かゆみ・赤みなどの症状が出た場合は作業を中止し、皮膚科を受診

漆の乾かし方

漆は「湿度で乾く」という特殊な塗料。空気中の水分と反応して硬化します。一般に湿度70〜85%・温度20〜25℃前後がよいとされ(目安)、自宅ではムロ(段ボール+濡れタオル)で湿度を保てます。

「新うるし」との違い

「新うるし」は天然漆ではなく合成樹脂です。漆かぶれの心配が少なく扱いやすい一方、性質や食品への使用可否は製品によって異なり、風合いも天然漆とは違います。金継ぎラウンジの簡単金継ぎキットも漆ではなく合成樹脂を使っています(スターター/スタンダード/プロは食品衛生法に通っている合成樹脂を使用と商品ページに記載)。違いは漆のキットと簡単金継ぎキットの違いで比較しています。

漆の保管

  • 密閉容器でラップを表面に密着させて空気を遮断
  • 直射日光を避け、涼しい場所に保管
  • 開封後は時間とともに状態が変わるため、早めに使い切るのがおすすめ

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漆金継ぎ スターターセット ¥8,100(税込)
生漆・砥之粉・金粉(真鍮)・銀粉(アルミ)・手袋・フルカラー説明書など

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まとめ

漆は「難しい」と思われがちですが、伝統的な金継ぎを支えてきた素材です。かぶれる可能性があることを理解したうえで、時間に余裕があれば挑戦してみてください。講師に教わりながら進めたい方には、大阪・南森町の金継ぎ教室(漆)もあります。

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