「捨てる」から「繕う」へ。金継ぎは500年前から続く「サステナブルなものづくり」の原点ともいえる技法です。SDGsの時代にふさわしい価値観として、あらためて見直されています。本記事では、金継ぎが描くサステナブルな暮らしを具体例とともにご紹介します。
この記事でわかること
- 金継ぎとSDGsの関係
- 家庭でできるサステナブル実践
- 子どもや孫と一緒に学ぶ意義
金継ぎが関わるSDGs目標
- 目標12:つくる責任・つかう責任 — 廃棄を減らし、長く愛用する。
- 目標4:質の高い教育 — 手仕事・日本文化を次世代へ伝える。
- 目標11:住み続けられるまちづくり — 地域の工芸資源を循環させる。
- 目標3:すべての人に健康と福祉を — 手を動かす時間が心のゆとりにつながる。
「捨てない暮らし」を支える3つの習慣
1. 欠けたら金継ぎBOXへ
キッチン下に「修理待ちBOX」を置き、欠けた器を一時保管。月に一度、家族で金継ぎタイムを設けるのがおすすめです。
2. 季節行事と合わせる
春分・秋分・年末など節目に合わせて作業すると、暮らしのリズムに自然に組み込めます。
3. SNSで記録を共有
「#金継ぎ」「#kintsugi」「#うつわのある暮らし」などのタグで記録を残すと、続けるモチベーションになります。
家族で取り組む金継ぎ
金継ぎは世代を超えて取り組める手仕事です。お孫さんと一緒に修理する時間そのものが、お金では買えないギフトになります。漆かぶれの心配がない点では、漆を使わない簡単金継ぎタイプが取り組みやすいでしょう。お子さまと作業するときは大人が付き添い、接着剤や溶剤の扱いは説明書の注意に従ってください。
地域や学びの場での金継ぎ
金継ぎは、地域の文化施設や生涯学習の場でも体験できるようになっています。金継ぎラウンジでも、さかい利晶の杜・百貨店・生涯学習センターなどでワークショップを開いてきたほか、フェリシモ「おうちで体験金継ぎプログラム」の監修を担当しました。企業や団体でのワークショップのご相談は法人・企業のお客様へのページをご覧ください。
まとめ
金継ぎは、一枚の器を通じて「ものを大切にする哲学」を日常に持ち込んでくれます。SDGsは遠くの話ではなく、いま目の前の割れたお皿から始められるのです。


