金継ぎでよみがえった器を長く使い続けるためのお手入れ方法を、日常のケア・ときどきの点検・くすみや剥がれへの対処の3つの視点でまとめました。大切な器と長く付き合うためのヒントにしてください。
この記事でわかること
- 日常の洗い方・扱い方
- ときどきの点検のポイント
- くすみ・剥がれが出たときの対処
日常のお手入れ 5か条
- 中性洗剤+柔らかいスポンジで手洗い
- 長時間のつけおきは避ける
- 洗ったらすぐ柔らかい布で水分を拭く
- 食洗機・電子レンジは使わない
- 金属の食器とぶつけない
ときどきの点検
- 柔らかい布で継ぎ目をやさしく拭く
- 明るい場所で全体を眺めて、ヒビの広がりや継ぎ目の浮き・剥がれがないか確認する
- 浮きや剥がれを見つけたら、そのまま使い続けずに補修する
真鍮粉のくすみについて
真鍮粉(洋金粉)は、時間とともに少しずつ色がくすむことがあります。くすみも経年の味わいとして楽しめますが、気になる場合は金粉を蒔き直して仕上げ直す方法があります。
継ぎ目が剥がれてきたら
剥がれた部分の汚れや油分をきれいに落とし、よく乾かしてから、最初と同じ材料(簡単金継ぎならエポキシ接着剤・パテ、本漆なら漆)で接着し直します。やすりで整えたら、もう一度金色の粉で仕上げましょう。
保管のポイント
- 重ねるときは器の間に布や紙を挟む
- 直射日光の当たらない、温度変化の少ない場所に
- しまう前はしっかり乾かす
- 湿気の多い季節は通気を確保する
まとめ
金継ぎした器は、毎日の小さな気づかいで長持ちします。手洗いと水気の拭き取り、ときどきの点検。剥がれやくすみが出ても、直しながら使い続けられるのが金継ぎの魅力です。


