金継ぎの最後の仕上げを担う金粉・銀粉。実は本物の金や銀だけではなく、真鍮粉(洋金粉)やアルミ粉など数種類あり、価格と風合いが大きく異なります。「どれを選べばいいの?」という方に、金継ぎラウンジが違いと選び方をまとめました。
この記事でわかること
- 4種類の粉の特徴比較
- 金継ぎラウンジのキットに入っている粉
- 経年変化と保管方法
4種類を比較
| 粉の種類 | 主成分 | 色味 | 価格の傾向 | 経年変化の傾向 |
|---|---|---|---|---|
| 純金粉 | 金 | 落ち着いた黄金 | 高価 | 変色しにくい |
| 真鍮粉(洋金粉) | 銅+亜鉛 | 金色 | 手ごろ | 徐々にくすむことがある |
| 純銀粉 | 銀 | 白銀 | やや高価 | 徐々に黒ずむことがある |
| アルミ粉 | アルミニウム | 銀色 | 手ごろ | 黒ずみにくい |
※ 一般的な傾向です。変化の度合いは使い方や環境によって異なります。
金継ぎラウンジのキットに入っている粉
- 簡単金継ぎキット(ライト)・スターター:金粉(真鍮粉)
- スタンダード・プロ:金粉(真鍮粉)と銀粉(アルミ)
- 漆金継ぎ スターターセット:金粉(真鍮)と銀粉(アルミ)
- 金継ぎキット(漆・純金):純金平極粉0.2gと真鍮粉(金継ぎ教室(漆)で使うキット)
目的別おすすめ
はじめての金継ぎ
真鍮粉(洋金粉)が第一候補。手ごろな価格で金色の仕上がりを試せます。簡単金継ぎキットにはすべて真鍮粉が入っています。補充用に真鍮粉 洋金粉(中金)30g(¥1,480)も扱っています(現在売り切れ中)。
日常の器の補修
まずは真鍮粉で十分です。くすみが気になってきたら、合成樹脂を薄く塗り重ねて保護する方法もあります。
銀色で仕上げたい
濃い色の器や寒色系の器には、銀色の仕上げがよく映えます。銀粉(アルミ)はスタンダード・プロ・漆金継ぎ スターターセットに入っています。
作家物・思い出の器
変色しにくい純金粉を選ぶ方も多い器です。純金粉は漆の金継ぎと合わせて使うのが一般的で、金継ぎラウンジでは金継ぎ教室(漆)で使うキットに入っています。
粉の経年変化と対策(目安)
- 真鍮粉:空気に触れて徐々にくすむことがある。樹脂で薄く保護すると落ち着きやすい。
- 純銀粉:硫黄分などで黒ずむことがある。乾いた柔らかい布で時々拭く。
- 純金粉:変色しにくい。
- アルミ粉:黒ずみにくい。
保管のポイント
- 密閉容器で湿気を避ける
- 直射日光を避け、涼しい場所で保管
- 粉がこぼれないようチャック付き袋+乾燥剤に入れておくと安心
まとめ
粉選びは「予算と仕上がりの優先度」のバランス。気軽に始めるなら真鍮粉、銀色の表情を試すならアルミ粉、特別な器には純金粉——使い分けると金継ぎがさらに楽しくなります。


