簡単金継ぎの主役ともいえるエポキシパテとエポキシ接着剤。正しく扱えば、初心者でもきれいに仕上げやすい材料です。本記事ではこね方・塗り方・硬化時間の目安・はみ出し処理まで、実作業に直結するコツを金継ぎラウンジが解説します。
この記事でわかること
- エポキシ接着剤の混合比と塗布のコツ
- エポキシパテのこね方と成形のコツ
- はみ出し・失敗時のリカバリー
エポキシ接着剤の使い方
Step1|説明書の比率で混ぜる
A液(主剤)とB液(硬化剤)を、製品の説明書にある比率(等量のものが多い)で絵皿に出し、つまようじでむらなくよく練ります。空気をできるだけ含ませないよう、円を描くように混ぜるのがコツ。
Step2|薄く塗る
割れた面にごく薄く均一に。盛りすぎると硬化後にはみ出し処理が大変です。
Step3|仮固定して硬化
マスキングテープで仮固定し、しっかり固まるまで動かさずに置きます。硬化時間は製品の説明書に従ってください(完全硬化まで丸1日ほど見ておくと安心です)。気温が低いと時間が延びます。
はみ出し処理
- 硬化前:綿棒+アルコールで即拭き取り
- 半硬化:デザインナイフの刃を寝かせて削る
- 完全硬化後:耐水性紙やすり#400で整える
エポキシパテの使い方
Step1|むらなくよくこねる
2種類を練り合わせるタイプのパテは、説明書の分量を取り、色が均一になるまでよくこねます。
Step2|欠けに押し込む
欠けた部分よりやや多めに。指や竹串で軽く押し込みつつ、形を整えます。
Step3|表面をならす
指先に水をつけて、元の器の曲面に沿うようそっとなでる。削れる固さになるまでの時間・完全硬化の時間は製品の説明書に従ってください(完全硬化まで丸1日ほどが目安)。
安全に使うための注意
- 換気をしながら作業
- 素材が直接肌に付かないよう、手袋の着用がおすすめ
- 使用後の道具はティッシュで拭いてから廃棄(排水に流さない)
- 保管は直射日光を避けた涼しい場所で
食器として使うときの注意
金継ぎラウンジの簡単金継ぎキット(スターター/スタンダード/プロ)では、仕上げに塗る合成樹脂に食品衛生法に通っているものを使用しています(各商品ページ記載)。ただし、エポキシで直した器は電子レンジ・食洗機での使用はできません。直火にかける器にも向きません。器を食卓で使うときの注意点はこちらの記事で解説しています。
まとめ
エポキシパテとエポキシ接着剤は簡単金継ぎの要。説明書の混合比を守り、焦らずしっかり硬化させれば、初心者でもきれいに仕上がります。


